がんばる農家の紹介

農業とお客さんを繋ぐ見沼田んぼ

田島 友里子さん(こばと農園)

田島 友里子さん(こばと農園)

有機農法を用いた農業

日本の農家の9割が一般的な農薬や化学肥料を用いる慣行農業を行っている中で、農薬や化学肥料を使わない有機農業を行っており、近年、需要が拡大しているオーガニックな農作物を用いて、地産地消に取り組んでいます。
有機農業は慣行農業より、周りに同業の農家も少なく、収穫量も毎年安定するわけではないため、困難に感じることも多いです。
しかし、その分有機農家同士で手を組んで、有機農業で見沼田んぼを盛り上げていこうとしています。
地産地消のメリットとして、身近な場所から新鮮な農産物を得ることができる。というのが一つにあると思いますが、まさに見沼田んぼは「都心の方々でも身近に感じることができる自然」が魅力と思っています。

見沼田んぼの魅力

農業は、農地の豊富な地方で大量生産がされ、農作物が市場に出回ることが多いですが、見沼田んぼは大宮や、さいたま新都心はもちろん、東京からも近くに位置しますので、これほど豊かな自然がお客さんの近くに存在する場所は、全国的に見てもかなり珍しく、貴重であると思っています。また見沼田んぼの農地はしっかりと保全もされており、今後も守っていきたいさいたま市を代表する資源の一つだと感じています。

新規就農にあたって

これからの見沼田んぼは農家を担ってくれる若い力を求めています。
私自身、大学を修了する頃に、農業に関わり始め、さいたま市で新規就農しました。
しかし、ゼロからの新規就農は、お客様の存在はもちろん、他の農家さんとの繋がりや設備や施設、技術など、ハードルが多いのも事実です。
そんな時、農家のコミュニティに招待したり、設備や施設の貸し出しなど、同じ農家の立場として、排除できるハードルは可能な限り取り払い、新しい人に農業というものを知っていただきたいと思っています。

「地域で一番愛されるこばと農園」

見沼たんぼも農家の高齢化が進み、若い人が少なくなってきているのが現状です。繰り返しにはなりますが、これほど「農業とお客様の距離」や「都心と豊かな自然の距離」が近い場所はさいたま市を代表する財産であると思います。そんな見沼田んぼに、新しい人が農業に興味を持ってもらいやすくするための仕組みづくりを積極的に行っていきたいと思っています。
現在、有機農業を主として行っている農家数名のグループで、野菜のマルシェや有機野菜を使ったお弁当の販売、農業体験を行うなどのイベントも行っています。去年グループを発足して間もない頃に行ったこのイベントですが200人を超える人が集まってくれました。それだけ農家や農業に興味がある人、自然や環境に惹かれる人は数多くいるんだと思います。そういった人たちを巻き込んで「農家として生活をする」という選択肢もあることを認知していってもらいたいと思っています。
農業という一種のコンテンツで、農業に興味を持ってくれている人々はもちろん、地域そのものを盛り上げていき「地域で一番愛されるこばと農園」を目指していきたいと思っています。